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代表インタビュー(R3.10)


熊谷建設が歩み続ける、過去・現在・未来
代表取締役・熊谷桂子

■熊谷建設の歴史について教えてください

創業昭和21年(1946年)、設立は昭和46年(1971年)となります。義父が起業して、主人が二代目を務め、17年前に主人が亡くなったことで、私が三代目の社長を引き継ぐこととなりました。これまで良い思いもたくさんしましたし、反対に大変なことも数多く経験してきましたが、おかげさまで今まで順調に会社を成長させることができています。
とは言え、私自身は75歳のおばあちゃん。経営に関することは、主人から教わったことをそのまま実践しているだけです。私にできることは、お世話になっている方へのあいさつ回りだったり、お歳暮やお中元を贈ること、あとは、社員の幸せと安全を日々神様にお願いすることです。

■経営理念【誠意・熱意・創意で、より良い仕事を、より早く、より安全に】にはどのような想いが込められているのでしょうか?
これも亡くなった主人の想いをそのまま継承しています。弊社は豊根村という、愛知県の一番端にある小さな村の小さな会社です。ですから、これまで事業を継続できているのは、地域のみなさんの支えによるところがとても大きいのです。弊社にとって大切なのは「地域に認められること」。豊根村のみなさんの協力や信頼こそが、弊社の力となっています。地域に根ざし、地域に貢献できる仕事を全力でやらせていただく。そんな想いが、この経営理念に込められています。

■3つの経営方針がありますが、そのひとつめ【強い経営体質を築き上げる】について詳しく教えてください

会社を守っていくためには、当然ですが、売上げを上げて、利益を出して、それらを堅実に管理していく必要があります。ちょっと利益が出たからといって、余計なものや無駄なものにお金を使っていては、強い経営体質は築けません。資金面においてつねに体力を温存し、社員の生活をしっかり守った上で、税金をきっちり納められる会社であること。そんな状態を維持することが、強い経営体質なのだと考えています。
特に税金についてはこだわりがあります。弊社はいただく仕事のほとんどが公共工事です。つまり、税金によって事業をさせていただいているわけですから、そのご恩もまた、税金でしっかりお返ししていくのが弊社のポリシーです。

■経営方針のふたつめ【地域住民の生活文化と地域経済の発展に寄与する】についてはいかがですか?
前述したように、豊根村という地域をとことん愛し、住民の方からとことん愛される会社を目指していくという意味です。具体的には、事業を通じて地域のインフラ整備や災害対策に取り組んだり、地域のイベントごとなどがあれば積極的に参加するといったことがあげられます。また、地域に雇用を生み出すという点でも、微力ながら貢献できていると考えていますし、今後も積極的に採用していける体制を作っていきたいです。

■【社員が活き活きと働ける環境と職場風土をつくる】についてはいかがでしょうか?
誰もが快適に働けて十分な収入を得て、安定した生活を送ることができる。それを守ってあげることが、会社の使命です。利益が出たらしっかり社員に還元していくことも強く心掛けていることです。会社が発展できるのは、社員のがんばりによるものです。ですから、正当に評価してあげないといけません。現場の声に耳を傾ける、給与や賞与をしっかりと出す、福利厚生を充実させる…など、社員の幸せのためになることはできる限りしてあげたいと思っています。

■熊谷建設は今後どのような未来を歩んでいくのでしょうか?

熱海市での悲惨な土砂災害をはじめ、近年、日本全国で山や河川による災害が多発しています。同時に、住民のみなさんの災害に対する意識もとても高まっています。私たちとしては、そんな地域が抱える不安や心配を少しでも緩和できるよう、各種保全工事に一層力を注いでいきたいと考えています。また、新型コロナウイルスの影響で、建設業界も今後ますます厳しい状況になることが予想されています。
だからと言って、マイナス思考で仕事に取り組んでいては前に進むことはできません。大切なのは、欲をかかない、見栄を張らないこと。生き残っていく会社というのは、一朝一夕でできるものではありませんから。
では、どうしたら良いか?結局のところ、強い信念を持って、地道にコツコツとやっていく以外、方法はないんです。良い時期だろうと悪い時期であろうと関係なく、毎日コツコツとやれることをやる。働き続ける。そうすれば、最低限かも知れませんが、生きていく上で必要なものはおのずと入ってくきます。ですから、欲をかかない、見栄を張らない。そういった姿勢で、新しい時代の熊谷建設を社員一丸となって構築していければと考えています。